マツダ技報 2017 No.34
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3.3 Sustainable Zoom-Zoom 3.2 アクティブなライフスタイルをサポートする機能 また,ドライバーの快適な運転をサポートするため,全グレードにオートホールド付きElectric Parking Brake(EPB)を,上級グレードにAdvanced Blind Spot Monitoring(A-BSM),Smart City Brake System(SCBS)などの先進安全装備を採用している。 -107- No.34(2017) マツダ技報 (2) 機能に裏付けされたスタイリッシュなインテリア アクセラに代表されるように,マツダ車のインテリア(1) 乗りたくなる積みたくなる考え抜かれたパッケージ お客様の強い探究心を軽やかな行動に導くため,「日常の扱いやすさ」と「運転の楽しさ」が実感できるパッケージを目指した。前席は,セダン同様のドライビングポジションとSUV同様のロードクリアランスの組み合わせにより,良好な見晴らし視界と筋負担が少ない乗降性を確保した。 後席は,シートバックの後傾角度の最適化で自然な乗車姿勢を実現し,リアコンソールの形状工夫でサイドスルースペースを拡大。またリアベンチレーションを設定することで居心地のよい空間を実現した。 小物収納性については,中国市場で車内への持ち込み頻度が高い収納物を調査し,前後ドアトリムのポケット,カップホルダーやコンソールの収納スペース拡大を図った。 荷室は短いリアオーバーハングの外観からの予想を超える荷室長を確保し,荷室床下にも収納スペースを設けることで,多用途に使える荷室空間を実現した。 (2) 道を選ばないラフロード走行性と安心サポート機能 CX-4は低車高プロポーションながら余裕の地上高を確保しており,いつでも快適で安心な走行を可能としている。また,2.5Lエンジン搭載車はi-ACTIV AWDシステムを搭載しており,前後輪トルク配分の自動制御により季節や天候に左右されず,市街地でも郊外のワインディングやラフロードでも,道を選ばない思いのままの走りを実現している(Fig.4)。 を設定し,街中でも郊外でもCX-4の姿を見かけると思わず振り返り,見入ってしまうようなデザインを目指した(Fig.2)。 は機能的ですべての乗員に心地良さとドライブの楽しさを提供してきた。CX-4はそれに加えて生活に活力を与えるインテリアを目指し,「先進性と豊かさの表現」をデザインテーマとした。従来は機能部品の性能を最大に引き出すことに注力して造形していたが,CX-4では更に個々の部品を連携的に捉えることで段差や隙間の最小化に注力した。また,インパネの加飾やシートは見た目の立体感や,手触り肌触りの上質感を醸し出すため,本アルミを用いたインパネ加飾パネルや,シート地の裁縫など材質や製法にまでこだわってデザインを行った。 寛ぎに包まれた室内は緊張を静め,穏やかな気持ちで人とクルマが向かい合い一体感が醸成される。そして走り出すことで活力が漲るデザイン表現とした(Fig.3)。 (1) 爽快なダイナミック性能と走り・燃費の両立 <パワートレイン> CX-4のエンジンは,上質な走りと優れた燃費性能を実Fig. 2 Exterior Design Fig. 3 Interior Design Fig. 4 i-ACTIV AWD
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