マツダ技報 2017 No.34
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(1)木村隆之ほか:SKYACTIV-ボディ,マツダ技報,(2)松岡秀典ほか:新型デミオ・CX-3の軽量ボデーシェ-19- No.34(2017) 5.2 歩行者保護対応のためのカウル構造 車対歩行者の衝突時,頭部が受ける障害を更に低減するため,新型CX-5ではデミオ/CX-3以降の各モデルで採用してきた一体型のS字型カウルパネル(3)を採用した。この一体型のS字カウルパネルにより,頭部インパクト時にカウルパネル自体が上方から折りたたまれる挙動を示し,頭部傷害の抑制に効果的に寄与する(Fig. 11)。 マツダ技報参考文献 新型CX-5は,先代から直近モデルまでに蓄積してきた技術を確実に反映し,更に次世代モデルに適用すべく開発してきた技術を取り入れ,各性能を飛躍的に向上することに成功した。これらの成果は,企画・デザイン・設計・実研・生産技術及び製造部門そしてサプライヤー様がOne MAZDAで活動した結果,収めることができたと固く信じている。今後もお客様に喜んでいただける商品の開発に邁進する所存である。ル開発,マツダ技報,No.32,pp.48-55(2015) ェル,マツダ技報,No.33,pp.44-49(2016) ■著 者■杉山 豪No.29,pp.61-67(2011)(3)吉武晃司ほか:新型CX-9の軽量・高剛性ボディーシ清下 大介楢原 隆志新型CX-5の車体は,機能量の大幅な向上に対して先に述べたような構造適正化とハイテン展開率アップの結果(Fig.12),質量効率を表すLight Weight Indexは先代比5%改善し,競合他車と比べてもベストインクラスの高効率軽量ボディーを実現することができた(Fig.13)。 Fig. 10 Deformation Mode of Hinge Pillar Fig. 11 Pedestrian Head Protection Fig. 12 Application Rate of Sheet Metal Fig. 13 Achievement of High Weight Efficiency 6.軽量化7.おわりに
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