マツダ技報 2017 No.34
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■著 者■ -24- 参考文献 マツダ技報 リヤサスペンションクロスメンバーの上下方向の共振をFig. 13に示す。抽出した共振現象は,剛性や質量を変化させるなどの効率的な改善策を具体化した。上記サスペンションクロスメンバーの共振現象についても,振動抑制を狙った改善策を検討し,Fig. 14に示すようなERPの改善効果を得ることができた。 このような各部のERP低減策を積み重ねることで,新型CX-5は前席・後席ともロードノイズ性能の向上を実現した。 Fig. 12は車体振動の解析結果の一例である。またサスペンションの分析から抽出した共振現象の一例として,新型CX-5では,「乗る人すべてが快適に過ごせる車室内空間」をお客様に提供することができたと自負している。その快適性をマツダブランドとして認知していただくためには,今後も全てのマツダ車が期待以上の性能であり続けることが重要である。その実現に向けてNVH開発技術の更なる向上を図っていく所存である。 永本 光一 富士田 拓也 No.34(2017)(1) ANSI: Methods for the calculation of the articulation index, ANSI S3.5-1969(1969.) (2) MSC Software Corporation: MSC Nastran 2010 Release Guide, pp.18-27 (2010) Fig. 14 Effect Confirmation of the ERP Improvement 桂川 貴弥 粟根 正浩 Fig. 11 Visualization of the Radiated Sound Fig. 12 Example of the Body Vibration Fig. 13 Mode of Vibration at the Rear Suspension Cross Member 4. おわりに
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