マツダ技報 2017 No.34
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-34- 参考文献マツダ技報NV性能の大幅な進化により,低速からゆっくり加速するシーンでも,リニアで自然な“人馬一体”の加速フィ(3)森恒寛ほか:ディーゼルノック音の低減技術,自動(4)冬頭孝之ほか:二段着火予混合燃焼を活用した高効率クリーンディーゼル燃焼(第3報),自動車技術会秋季大会前刷集, No.113-13(2013)そこで,インパネメンバーの共振モードを確認し,この共振モードを抑制する剛性部材を追加することで対応した(Fig. 14)。スピーカーとなる部位を直接制振することで,コストや重量への影響を最小限に抑えながら,振動伝達音を低減することができた。新型CX-5では,風騒音やロードノイズ改善による全体騒音低減とのバランスも考慮しながら,新技術を採用してノック音のピークを効果的に低減させることに取り組んだ。ノック音が顕在化することなく,全体の静粛性を向上させたことで,次世代クリーンディーゼル搭載車に相応しい商品に仕上げることができたと考えている。ールを実現しており,走る歓びと高い環境性能という価値を更に高い次元へ引き上げることができたと確信している。ダ技報,No.30,pp.9-13 (2012)ム「自動車の振動騒音にもとめられるもの」予稿集,No.11-15(2015) 車技術,Vol.70,第7号,pp.38-43(2016)■著 者■白橋 尚俊長門 清則菊地 拓哉森 恒寛岩田 陽明No.34(2017)Fig. 14 Specification Study (1)森永真一ほか:SKYACTIV-Dエンジンの紹介,マツ(2)白橋尚俊ほか:新型1.5Lクリーンディーゼルエンジ·の燃焼加振力及び構造伝達特性の最適化によるエ ンジン騒音・振動の低減,自動車技術会シンポジウ6.まとめ

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