マツダ技報 2017 No.34
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Overall length Overall width Overall height Wheel base Tire size Weel size 3.2 インテリアデザイン インテリアデザインは,ただ見るだけ,そこに座るだ 3.1 エクステリアデザイン エクステリアデザインは,ロードスターのハードトッ 4.1 パワーリトラクタブルハードトップ パワーリトラクタブルハードトップは,フロントルーフ,ミドルルーフ,リアルーフの3つのルーフとバックウィンドウで構成される構造を採用した(Fig. 3)。オー -- -48- 美しいファストバックスタイル 両立させた新しいオープンエア感覚 マツダ技報 No.34(2017)感。ロードスター RFはソフトトップモデル同様,「ロードスター」であることにこだわり抜いて,全ての領域を造り込んだ。 ライトウェイトスポーツの楽しさを,より多くの様々な人に伝えたい。ソフトトップモデルが正統ライトウェイトスポーツとしての魅力をストイックに研ぎ澄ましたものとすれば,RFモデルは誰もが美しいと思える“小さな”スポーツカーの姿を,何ものにも捉われることなく素直に表現したもう一つのロードスターである。 プモデルとしてありたい姿を描き切ることを目指した。すなわち,クローズドスタイルのシルエットが際立つファストバックスタイルのキャビンの美しさと,ソフトトップモデル同等の心地よいオープンエア感を両立するまったく新しいルーフ形状を実現した(Fig. 1)。 キャビンは,リアルーフが後方へ向かってゆるやかに下がりながら内側に絞り込まれていく,理想的なティアドロップ形状とした。オープン時には,頭上の2つのルーフと後方のバックウィンドウが開放される独自のスタイルを採用した。 外観諸元は,ルーフとタイヤの違いによる10mmをプラスした全高1,245mmのみがソフトトップモデルからの唯一の変更箇所であり,全長3,915mm,全幅1,735mm,ホイールベース2,310mmに変更はない(Table 1)。 けで笑みがこぼれ、心が躍るコックピットを目指して,ソフトトップモデルと同じ考え方で造り込んだ。より質感高く,やわらかな触感のクロマ・タンカラーのナッパレザーを新しく採用し,落ち着きのある洗練されたインテリアを表現した(Fig. 2)。 ロードスター RFは,美しく機能的なコンパクトボディーと、常識にとらわれない発想でデザインした電動ハードトップを融合させることで、安心できる包まれ感と爽快な開放感を両立させた、新しいオープンエア感覚を実現した。 Fig. 1 Exterior Design Table 1 Exterior Dimension Fig. 2 Interior Design RF Model(mm)3,9151,735(mm)1,245(mm)(mm)2,310205/45R1717×7JDifferenceSofttop Model3,9151,735101,2352,310195/50R1616×6.5J±0±0±03. 誰もが心打たれる 4. 安心できる包まれ感と爽快な開放感を

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