マツダ技報 2017 No.34
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サスペンションは,ソフトトップモデルで採用したダ 5.2 NVH性能 NVH性能は,ハードトップを持つクルマに求められる静かさへの期待に応えられる性能を実現するとともに, 5.1 ドライビングダイナミクス ボディーはソフトトップモデルでつくり上げたオープンボディー用のSKYACTIV-BODYを採用し,軽量化と安全性,高剛性を両立した。そのうえでロードスター RFでは,ハードトップの採用に合わせて車体の剛性バランスを最適化するため,最適な箇所に穴を追加したRF専用のトンネルメンバーを採用した(Fig. 9)。 -50- マツダ技報 ブルウィッシュボーン式(フロント),及びマルチリンク式(リア)のサスペンションシステムを継承した。ハードトップ化により重量や重心高がアップし,車体の剛性が変化するが,上質でしなやかな走行フィーリングを実現するため,サスペンション部品のセッティングを妥協することなく,全てロードスター RF専用に見直した。ステアリングシステムは,ソフトトップモデルで初採用したデュアルピニオンタイプの電動パワーステアリングの基本構造を継承しつつ,専用チューニングを行い,ハンドルからの手応えを進化させ,操舵のリニアさを更に向上させた。 ブレーキシステムは,フロントにベンチレーテッドディスク,リアにソリッドディスクを採用し,ソフトトップモデル同様、荷重移動のコントロール性と制動時の安定感を追求した造り込みを行った。また,オプションとしてフロントにBrembo社と共同開発したブレーキキャリパーを設定し,高G領域での高い剛性感と効きの安定性,優れたコントロール性を実現した(Fig. 10)。 車室内の音のバランスを整え,質感を高めることを追求No.34(2017)部に車載工具などを収納しておけるマルチボックスを設定し,使い勝手のよさを更に高めた(Fig. 7)。 ドトップならではの高い静粛性を持ちながら、操った瞬間から自分の体の一部のように、自分の意思でクルマを動かしているロードスターならではの感覚をより深みのある世界観で追求した。車両のレイアウトは運動性能の素性の高いソフトトップモデルを継承した(Fig. 8)。 Fig. 7 Independent Trunk Fig. 8 Vehicle Layout Fig. 9 Tunnel Member Dedicated for Roadster RF Fig. 10 Brembo Brake 5. 深みのある上質な走りと静かなキャビン ロードスター RFでは初代から追求し続けてきた「人馬一体」をより上質に,より質感高く磨き上げた。ハー

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