マツダ技報 2018 No.35
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-20- Bdno[ itareeccA]l]lBd[ noitareeccAFig. 18 Vehicle Vibration of Cylinder Deactivation (CAE) Fig. 19 Vehicle Vibration of Cylinder Deactivation Fig. 20 Cylinder Deactivation Map Required for Total vibration (base)Drive line routeIntake route12001000Engine speed [rpm]Total vibration (base)Total vibration (improve)target10001200Engine speed [rpm](TEST) Vibration 10dBTotal vibration (improve)Engine mount routetarget1400160010dB14001600マツダ技報18001800参考文献これら,4.1~4.3のCPA追加,エンジンマウントの変更,吸気体積流量制御の効果をフルビークルモデルで予測した結果,車体振動はFig. 18に示す5~20dBレベルの大幅低減できると予測した。最終的には,試作車による検証テストにより,モデル同様の効果を確認した (Fig. 19)。 これらの振動改善により,主要な走行モードでは気筒休止運転をほぼ制約することなく,計画した燃費低減を実現した(Fig. 20)。なお,グラフ上のバブルはWLTCモードの走行頻度を示している。(1)野田ほか:新型ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5気筒休止」の開発,マツダ技報,No.34,pp.35-40(2017)(2)著 者■ 術に焦点を当てて紹介した。基礎理論に基づいて現象を解明し,コンセプトモデルから詳細構造モデルを最大限に活用することで,短期間で大幅な振動ポテンシャル向上を達成した。コモンアーキテクチャ構想に基づき,本技術を今後のモデルにも更なる進化も含めて展開し,全てのお客様に優れた環境性能と高次元で両立した快適性能をお届けしていく。濱野 健太土路生 修SKYACTIV-G 2.5エンジンの新技術である気筒休止システム採用における最大の課題である車体振動の低減技田中 和宏No.35(2018)陳 宇5.おわりに

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