マツダ技報 2018 No.35
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-31- No.35(2018) 参考文献マツダ技報(1)田中・斉藤・深堀ほか : ハイアルゴン溶接の技術開(2)浅田・重永:車両防錆品質の造り込みと管理プロセ·を革新する塗膜耐食性短期評価技術の実用化,マツダ技報,No.35, pp.90-94(2018)・ハイアルゴン溶接適用により,スラグ量・サイズを極小化し電着塗料の被覆性を向上した。・電着塗料の焼き付け時粘性のコントロールで,スラグ被覆性とエッジ被覆性を両立した。・塗膜耐食性短期評価技術の適用により,緻密なパラメーター・スタディが可能となり,実部品による実車評価に頼らない防錆技術開発の足掛かりを得た。一方,今後の課題として以下の検討が必要である。・現状の構造体において,更なる防錆性能向上のため,酸化被膜の完全な除去。・究極の板金部品・薄板化実現に向け,更なる超ハイテン材の適用拡大が必要。その際,超ハイテン材は耐食性が不利になるので,更なる耐食性の改善,及び疲労強度の改善。最後に,本研究開発を進めるにあたり多大なご協力をいただいた(株)ワイテック様,(株)神戸製鋼所様,日本ペイント・オートモーティブコーティングス(株)様の皆様に深くお礼申し上げます。発,マツダ技報,No.34, pp.122-127 (2017)■著 者■田中 正顕落岩 克哉深堀 貢家永 篤志赤木 宏行浅田 照朗重永 勉

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