マツダ技報 2018 No.35
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3.5 ノイズシミュレートシステム 8チャンネルのノイズシミュレータをシステムに組み込むことにより,±150Vサンプリングタイム5μ秒までのさまざまな電気的ノイズ評価が行えるシステムとした(Fig. 7)。 -63- 3.7 Bluetooth®評価システム エンターテインメントシステムに接続した携帯やスマ 3.8 仮想電装品エミュレートシステム 前述のとおり昨今の電装品は別の電装品と通信し連携 3.6 小型ロボットによるカーナビ評価システム タッチパネルの操作には二本指のロボットハンドを装ホを連携させて自動評価する際に問題が発生した場合,その真の原因を探るべく導入したのが本システムである。 例えばスマホの音楽ファイルをマツダコネクトで再生する機能の自動評価中に音切れが発生した際,音切れの原因を特定するには,本システムでBluetooth®の電波そのものをアナライズすることで解決する(Fig. 9)。 しながら動作する機能となっている。以前は評価対象の電装品以外も用意し接続する必要があった。本機能はこれら関連する別電装品をエミュレートする機能であるが,従来のHILSシステム標準のものではなく,より実態に近いリアルな電装品をエミュレートする(Fig. 10,11)。 Fig. 5 GPS Simulation System (Japan) Fig. 6 GPS Simulation System (All countries) Fig. 7 Noise Simulation System Fig. 8 Small Robot System Fig. 9 Bluetooth® Evaluation System No.35(2018) Fig. 10 Virtual Electrical Equipment (Cluster) マツダ技報 備した小型ロボットを採用した。これによりカーエンターテインメントディスプレイやそれに接続するスマホのパン・フリック・スワイプ操作が可能となった(Fig. 8)。

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