マツダ技報 2019 No.36
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(3)スムーズな路面を走行した時の風変動 -101- (1)永本ほか:新型CX-5の静粛性開発についての紹介, (2)荒れた路面からスムーズな路面への変化 参考文献 Fig. 20 Noise Change from Coarse to Smooth Road Fig. 21 Wind Noise 開発技術の更なる向上に取り組んでいく。 マツダ技報,No.34,p.20-24 (2017) ■著 者■ 伊藤 肇 大森 和也 富士田 拓也 石塚 勝 黒川 将 上田 高裕 4. おわりに マツダ技報 No.36(2019) 横軸に,スムーズな路面を走行した時の車室内の会話明瞭度。縦軸に,荒れた路面からスムーズな路面に変化した時の一致性を示す。 新型MAZDA3はAXELAに比べ両軸の指標とも向上させた(Fig. 20)。 横軸に,スムーズな路面を走行した時の車室内の会話明瞭度。縦軸に,風が変動した時の音圧レベルを示す。新型MAZDA3はAXELAに比べ両軸の指標とも向上させた(Fig. 21)。 従来の音圧レベルの開発に加えて,路面や風などの変化に対する開発をすることで,運転に必要な情報を適切伝えることで,会話がしやすく,人が心地よく感じられる「質の高い静粛性」を実現した。 以上,新型MAZDA3の静粛性開発について紹介した。今後とも,お客様にマツダ車を選び続けていただくためには,人間中心の考えの基,「質の高い静粛性」を追求し続けることが必要である。その実現に向けた,NV性能

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