マツダ技報 2019 No.36
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(3)動画再生機能のサポート (2)取扱説明書の検索機能 (2)方面看板の導入 -140- Zの法則(人の目線が左上⇒右上⇒左下⇒右下と動く傾Fig. 8 Top Menu of In-Vehicle Digital Owner's Manual (1)警告灯との連携 Fig. 9 Link Function Behavior when In-Vehicle Warning (Upper: New Mazda Connect Screen, Lower: In-vehicle Digital Owner's Manual Screen) Fig. 10 Table of Contents Menu Occurred Fig. 11 Interior Feature Search Menu Fig. 12 In-vehicle Digital Owner's Manual Movie Screen 3.3 地図画面の進化 ナビゲーション機能においても,3.1章で述べた考え方(1)経路案内情報の集約 Fig. 13 Aggregation of Route Guide Information 車載電子取扱説明書の主な特徴は下記の3点である。 メーターの警告灯が点灯した時,対処方法をすぐに参照できるように,新マツダコネクト上に表示を行い,その画面から車載電子取扱説明書の該当記載箇所へ遷移できるようにした(Fig. 9)。車両内で発生する100を超える数のワーニングがどんな条件で発生し,どんな対処をすべきかを確認し,わかりやすく伝えられるように連携機能の設計を行った。 通常の取扱説明書のように目次から検索する機能(Fig. 10)に加えて,運転席まわりのスイッチなどから視覚的に検索が可能な機能(Fig. 11)を提供した。これにより,必要な情報への直感的なアクセスを実現した。 車載電子取扱説明書の動画の再生を可能とし,特に車両に新たに搭載された機能に対して,車内で動画を見ながら,操作方法を直感的に理解できるようにした(Fig. 12)。 に基づき,ドライバーディストラクションを最小限にするよう開発を行った。ナビゲーションでは,地図上の自車位置,経路案内中であれば交差点までの距離・右左折の方向等,さまざまな情報が提供される。これらの情報を人間の認知特性に基づいて優先度や視認性を考慮し,ディストラクションが最小となるように表示タイミングや画面上のレイアウトを設計した。以下にその具体例を示す。 向)を利用し,経路案内に必要な情報を画面左上に集めた。ドライバーが,経路案内を必要としたときに,瞬時にどこを見ればよいか分かるように配置した(Fig. 13)。 直観的な案内をドライバーに提供するため,現実世界マツダ技報 No.36(2019)

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