マツダ技報 2019 No.36
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辻 雅一 -191- (Fig. 21)。 Fig. 20 Items to be Checked by Sealer-Shape Sensor Fig. 21 Measurement Result of Sealer Thickness Fig. 22 Graph of Defects 石崎 剛 福田 靖英 今後は要因系データと結果系データをIoTで結びつけて,世界中の各生産拠点での品質向上を,より効率的に行っていけるようにシステムを進化させていく。 今後も世界中のお客様に,マツダブランドとして同じ価値の商品を提供し続けていくため,工程を革新しながら,全世界の拠点で等価な品質を実現し,1台1台を大切に造るクルマづくりを進化させ続けていきます。 ■著 者■ 服部 博晃 マツダ技報 5. おわりに No.36(2019) シーラー塗布後検査は,シーラー厚みの寸法を1台1台データとして残しており,品質状態がパソコンで確認できる。縦軸がシーラー厚み,横軸がポイント数でグラフ表示する本システムでは検査データを残すことで,不良を逃さないだけでなく,どの部位の厚みが変動しているのか確認し,品質の傾向監視と要因系との相関分析にも役立てられる。 不良例をFig. 22に示す。上図が作為的に異物を付着させた塗膜を検出した時の結果で,下図が作為的にシーラーの切れを設けた塗膜を検出した結果である。

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