マツダ技報 2019 No.36

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Fig. 6 Schematic Diagram of H2O2 Chemistry H2O2 + M ⇒ 2OH + M (─216kJ/mol) CH2O + OH ⇒ HCO +H2O (+122kJ/mol) （R2) H2O2ループの役割は（R1）~（R4）の反応によって系－267－ はEGRガス添加に比べ1.5msec以降の温度上昇が速いこFig. 3 Contour Plots of H2O/Base against Initial Temperature and Equivalence Ratio Fig. 4 Contour Plots of EGR/Base against Initial Temperature and Equivalence Ratio Fig. 5 Contour Plots of H2O/EGR against Initial HCO + O2 ⇒ HO2 + CO (+139kJ/mol) （R3) 2HO2 EGRガス添加のH2O2ループ支配期間中の温度変化を比較Fig. 7から，水添加，EGRガス添加ともに1.0msec以降はループ反応である。 の温度を上昇させることにある(13)。そこで，水添加，する。Fig. 7に =1.0，初期温度850Kの環境下の水添加，EGRガス添加の温度，OHラジカルの時間変化を示す。Temperature and Equivalence Ratio ⇒ H2O2 + O2 (+168kJ/mol) （R4) （R1） H2O2の吸熱反応（R1）によるOHラジカルの生成，燃料H2O2ループ支配期間であることが分かる。また，水添加マツダ技報 No.36（2019） 主たる反応経路であるH2O2ループ（H2O2 Chemistry）(12)における素反応に着目する。Fig. 6に，H2O2ループにおける主たる反応経路を模式的に示す。H2O2ループの主たる反応は以下に示す（R1）~（R4）で構成されており，の熱分解から生成されるCH2OとOHラジカル反応を起点とした発熱反応（R2）~（R4）によってH2O2を生成する