マツダ技報 2021 No.38
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―110―(2014), 2014-01-0936, doi:10.4271/2014-01- (8) Mohan Makana et al. : Passenger Car Water Wading paper (2016), 2016-28-0072, doi:10.4271/ (9) 越塚誠一ほか:粒子法入門,丸善出版,pp.24-27(10) Prashant Khapane et al. : Water Ingress Analysis and (2014) 丸山 慧 山根 貴和 (1) 田村優:自動車の錆と信頼性(故障物理と信頼性),日本信頼性学会誌,26巻,1号,pp.9-14(2004) (2) 福田克弘ほか:車両の腐食環境計測システムの開発,自動車技術会2015年春季大会学術講演会予稿集(2015),20155384 No.85-15S,pp.2023- (3) 福田克弘ほか:新計測システムを用いた車両腐食環境の定量化と解析,材料と環境2018 講演集,B106,pp.113-114(2018) (4) 中本尊元ほか:大規模データのクラスタリング分析による腐食要因推定技術の開発,第65回材料と環境討論会講演集, D118,pp.351-352(2018) (5) 喜久山良弐ほか:大規模データを用いた凍結防止塩散布地域の腐食環境分析,自動車技術会2019年秋季大会学術講演会予稿集(2019),20196108 (6) 山根貴和ほか:車両腐食環境の定量化技術と分析手法の開発,自動車技術,Vol.74,No.7,pp.90-95(2020) (7) Prashant Khapane et al. : Wading Simulation - 6. まとめFig. 13 Prediction Accuracy of Splash Simulation for Amount of Water Received2026Challenges and Solutions, SAE Technical paper0936Evaluation Using CFD Simulation, SAE Technical 2016-28-0072Splash Protection Evaluation for Vehicle Wading using Non-Classical CFD Simulation, SAE International Journal of Passenger Cars - Mechanical Systems, pp.183-194 (2017)■著 者■吉田 敏弘落岩 克哉 車両部品の腐食環境予測を目的に,実車の被水状況を再現可能な被水シミュレーションを開発した。考案した被水量予測式により予測した被水量は実車の被水量とよく一致している。更に,本シミュレーション技術により予測した被水量から部品ごとの腐食環境を予測する技術を確立し,既に量産開発へ部分的に実用化している。 今後,本技術により得られた被水量と,腐食環境計測システムにより得られた測定値,気象データを組み合わせることで,部品あるいは市場ごとの腐食環境に応じた防錆仕様の適正化を可能とする。参考文献土屋 明宏 上岡 孝志

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