―143―(4) 河村ほか:曲げ変形における高エネルギー吸収フレームの開発,マツダ技報,No.33,pp.118-123(2016)(5) Masahito Ueda et al.: In situ observation of kink-band (8) T. J. Vogler et al.: On the axial propagation of kink 河村 力 杉山 哲也 轟 章 (1) Yuma Miyauchi et al.: Stochastic homogenization 横関 智弘 4. おわりにFig. 12 Measurement Methods of Displacementanalysis of FIBSEM image-based hierarchical model of sprayed porous ZrO2, Mechanical Engineering Letters, Vol.1, pp.1-8 (2015)(2) 山川ほか:材料モデルベースリサーチによる多孔質吸音材微視構造設計技術の開発と吸音部品設計への適用,マツダ技報,No.37,pp.75-80(2020)(3) 本田ほか:薄肉中空フレームにおける曲げ強度の質量効率を向上させる断面形状の研究,自動車技術会学術講演会前刷り集,No.129-14,pp.1-4(2014)formation in a unidirectional carbon fiber reinforced plastic by Xray computed tomography imaging, Advanced Composite Materials, pp.31-43(2016)(6) 国立研究開発法人理化学研究所から提供(7) Satoru Yoneyama et al.: Measuring Strain Distribution of Knee Cartilage Using Digital Volume Correlation, SEM XIV International Congress on Experimental Mechanics(2020)bands in fiber composites: Part I experiments, International Journal of Solids and Structure, No.36, pp.557-574(1999) 材料から車両機能までの研究開発を机上で実現するMBD/MBRの構築に向け,微視的な現象の可視化・評価技術の構築を試みた。車体軽量化に期待される炭素繊維強化型複合材を対象に,シンクロトロンを活用した放射光X線CTを用い,圧縮負荷過程における材料内部の振る舞いを可視化できる技術を構築した。また従来の投影型から結像型に変えることで,繊維と樹脂の境界を明瞭にとらえることに成功し,ミクロモデル構築に必要なデータを取得できた。加えて,X線CT像を対象にデジタル画像相関法の一つであるDVCを用いることで,材料内部まで含めた変形量を定量評価可能な技術を構築した。 今後これらの可視化・評価技術を用い,材料のミクロモデルを構築し,MBD/MBRのフレームワークを完成させ,車両機能からバックキャストした材料・構造を導出し,自動車の軽量化開発に貢献する。 公益財団法人高輝度光科学研究センター・大型放射光施設SPring-8での実験は課題番号2019B3054,2020A3231,2020A3054,2020A3389,2021A3231,2021A3054で実施しました。ここに厚くお礼申し上げます。■著 者■住田 弘祐米山 聡西田 健二参考文献高橋 拓也 上田 政人 宮永 俊明 樋口 諒
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