マツダ技報 2022 No.39
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波頭 佑哉 松原 孝志 (1) MAZDA:ANNUAL REPORT(2021)(2) 加藤操:1Dモデリングによる電気化学に基いたLiイオンバッテリの高速シミュレーション手法,第59回自動制御連合講演会講演論文集,pp.757-760(2016)―212―6. おわりにFig. 17 Simulation Result of Thermal Management Study参考文献中村 和博 重森 大輝量を調整する必要があり,実験の準備時間が増大するため,モデル活用による工数削減効果が大きくなる。また,複数仕様の試作機を作成する時間とコスト削減のメリットも生じる。 本稿では,xEVの左バンクでの熱マネシステムの検討手法として,1D車両全体モデルを用いたMBD技術の紹介をした。 モーターのコイル温度やバッテリーのセル間温度分布,電圧降下について,3DCAEと機械学習を活用して高精度に予測する技術を開発した。これらの技術を取り入れたモデルを用いてBEVの熱マネシステムの検討を行い,背反課題に対して最適解を見つけ,開発効率を改善可能なことが分かった。 今後,これまで開発してきたエンジンの1Dモデルとの連成を行い,ハイブリッド車両での本モデルの活用を行う予定である。本検討手法の技術開発を更に進め,マツダの魅力ある電動車両をお客様に届けていきたい。■著 者■山岡 祐也

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