マツダ技報2023
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※SOC20~80%までの充電時間(3)100%モーター走行 ― シリーズ式プラグインハイブ MX30 Rotary-EVはシリーズ式プラグインハイブリッドを採用しており,エンジンは発電専用で,8C型REを採用,駆動は常にモーターで行う。よって,MX30 EV MODELと変わらないモーター駆動による「人馬一体」の走りを,走行中常に継続することを実現している。 また125kW/260Nmを発生する高出力モーターを搭載―48―3. 商品特徴 Approx. 1h50m6.0kW11kWApprox. Over 40kWApprox. 50m25mTable 1 MX30 Rotary-EV Charging PerformanceCharging time※Max charging capacityCharge modeSingle phase (Japan)Normal Charging3 Phase (Europe)Quick Charging(本稿記載のスペックは,国内仕様に準ずる)3.1 KV#1 普段はBEVとして使うことができる お客様の,「日々の生活の中でできる限り環境保全につながる行動をとりたい,でも,充電に対する不自由さやストレスを感じたくない」という思いに応えるべく,日常生活圏のEV走行と急速充電が可能な性能を備え,普段の生活の中でガソリンを消費しない,気軽でエコな移動の実現を目指した。また,MX30 EV MODEL同様の,シームレスで一体感のある心地よい走りも実現した。(1)日常生活圏はBEVとして移動できる大容量バッテ お客様の車の使用実態に関する調査を実施,その結果を踏まえ,「BEVとして使う」ことを主体とする考え方の下,MX30 Rotary-EVは17.8kWh※1の大容量バッテリーを搭載し,1回の満充電でEV走行換算距離(等価EVレンジ)107km※2を確保した。(2)BEVとしての利便性を高める急速充電も備えた充電 MX30 Rotary-EVではMX30 EV MODELと同様に,普通(AC)充電と急速(DC)充電の両方の方式での充電を可能とした(Table 1)。欧州市場の普通充電においては3相11kWの充電設備にも対応させた。また急速充電へも対応することにより,外出先での短時間の充電が可能となり,17.8kWh※1の大容量バッテリーの採用と合わせプラグインハイブリッドでありながらBEV車としての利便性を高めた。リー性能リッドすることで,バッテリー残量にかかわらず,高速走行時や登坂時など8C型REによる発電中も含め,走行の全てをモーターで駆動,140km/hというMX30 EV MODELと同等の最高速度も実現している。(4)MX30 EV MODEL同等の「人馬一体」の走りを実現 MX30 Rotary-EVにおいても,MX30 EV MODELで培った車両運動制御技術を適用し,全方位につながったシームレスな車両挙動,常に路面に吸い寄せられているかのような落ち着きのある走りの質感,直感的に扱えて手足のように動かせるコントロール性を維持した。 その実現のため,MX30 Rotary-EVでは,MX30 EV MODELと同様に以下のような技術を採用した。・全方位につながったシームレスな動きによって人間にとって更に自然な操作感覚を実現する「エレクトリック Gベクタリング コントロール プラス(e-GVC Plus)」・人間特性に基づいて高精度なトルクコントロールを可能にする「モーターペダル」・パワーユニットが発揮するトルクの状態をドライバーが無意識に認知できることで,より正確な車速コントロールを可能にする「EVサウンド」・ブレーキペダルの操作量からドライバーが必要とする制動力を判断し,その範囲内で最大限のエネルギー回生を行いつつ,不足分を摩擦による制動力で補うことで,ドライバーの意図どおりの制動力を実現しながらも高効率なエネルギー回生を可能にした「回生協調ブレーキ」・さまざまな走行シーンにおいてドライバーに自由自在な車速コントロール性と,前後荷重コントロールのしやすさを提供する「ステアリングホイールパドル」。3.2 KV#2 安心して長距離ドライブができ,出かけた先でもアクティブなカーライフを楽しめる 日常はBEVとして使うことでガソリンを使わない移動ができ,週末や休暇には8C型REによる発電によって電欠の不安を感じることなく安心して長距離のドライブができること。給電機能や走行モード切替機能によって,電気を気軽にもち出して,場所に縛られることなく自由に行動でき,自分の思うままに電気を使うことができること。この2つを通してお客様のアクティブなライフスタイルの実現を目指した。(1)ロングドライブも安心の発電用8C型RE MX30 Rotary-EVは,EV走行換算距離(等価EVレンジ)107km※2に加え,8C型REで発電することで駆動用バッテリーに電力を供給し,更なるロングドライブにも対応可能である。これを実現したのがREの特長の一つである「省スペース性」であり,排気量830ccで最高出力53kW (72PS)/4500rpmを発生する新開発の発電用する技術

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