マツダ技報2025
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]aPk[]aPk[erusserPerusserPOCqCOin2_ 口の2の)2]%500q_q1)(%~,,――マツダ技報No.41(2025)          [noitartnecnoCCO2濃度と吸着器入口における圧力の時間履歴を示す。計算における経路切り替えタイミングは,実験におけるFig. 7切り替えタイミングと一致するよう設定している。の実験結果から,全体を通して流入濃度が低い値を示しており,経路切り替え直後にCO2濃度が数%まで減少していることから,減CO2おいてはCO2圧によりが脱離し,再度吸着可能な状態へ再生できていることが確認できる。この結果から,CO2と真空ポンプを用いるシステムによりり返し可能であるといえる。Fig. 7CO2濃度履歴から,実験結果の挙動を計算によりおおむねとらえることができている。つまり,社内6(で構築した吸着速度モデルケールにおいてもCO2る。濃度が上昇していく振る舞いには若干の差異がCO2あるが,計算は吸着器内の解析において一次元的な流れを前提としているためと考えられる。つまり,実環境における流動,吸着剤粒子の充填状況などについての径方向の偏り,前処理時の温度分布を起因とした前処理後のH2O吸着量分布,これらが差異の要因であると推定している。本研究で使用した元解析なども活用しながら現象解明を行い,それを次元1D-CFD縮退したモデルとしてなる精度向上が期待できる。Inflow CO2 Concentration 201510Bed ① 100101Ads. Des. Ads. Des. Ads. Des. Bed ② 10010120040060080010001200Fig. 7Time History of CO2 Concentration at the Outlet of the Adsorption Beds and Pressure in Front of the Adsorption Beds4.2WLTCモード走行模擬実験CO2 実使用環境におけるデルの対応範囲確認のためにを実施した。に,実験の流入ガス流量,実験及びFig. 8CO2計算の,瞬時のCO2回収率は,そCO2質量流量からCO2質量流量CO2質量は流入CO2質量流量をモード走行においてもFig. 8に示す。モードトータルでも約Lowフェー回収率を達Low回収率の更なCO2CO2回収率を濃度に対して出CO2つの吸着器吸着脱離が繰を用いることで,車載ス吸着挙動を予測可能であるといえ1D-CFDツールに加えて,三次に反映することにより更Ads. Des. Ads. Des. Ads. Time [s]回収ポテンシャルの確認とモWLTCモード走行模擬実験回収率及びそれぞれの吸着器入口における圧力の時間履歴を示す。また,点線は経路切り替えのタイミングを示している。瞬時のの時刻の吸着器出口側合流部における外気へ排出されなかった(=回収できた)を算出し,これを流入 1した(式は無視している。CRCRCO2は瞬時のqCOout2_流量,示す。Fig. 8吸着脱離が繰り返し行えているといえる。CO2結果を走行フェーズごとにCO2トータルのFig. 9に示す実験結果から,CO250ズにおいては約成できている。High気ガス流量が多い領域においては,吸着容量に余裕があると推測できる経路切り替え直後含めて比較的恒常的にCO2回収率が低くなっている。これは,仮に吸着容量に余裕がある場合でも,細孔内への侵入速度に対してガスcalc.exp.流量が多い場合には吸着サイトへの接触機会が減少し,一定量のるためであると考えられる。一方,フェーズにおける挙動を見ると,経路切り替え直前に排気ガスが吸着器へ多量に流入したタイミングで回収率が大きく低下している。これを踏まえると,本研究においては圧力のみを経路切り替えタイミングを決める制御指標としたが,例えばエンジン出力などを制御指標として加え,脱離後の吸着器へ多量の排気ガスを流す制御コンセプトとすることで,実用域におけるる向上が期待できる。9Fig. 8計算においてね実験結果を計算で再現できている。この結果から,排気ガス流量が過渡的に変化する条件においても,計算モデルによりシステムの要件抽出が可能なレベルの精度でCO2吸着挙動を予測できるといえる。計算と実験の差異Fig. 8は,過少評価する)が定常実験と同様であることから,その4.1要因も102質量流量で除したものと定義CO2)。吸着器内及び前後の配管における滞留時間100CO2回収率,は吸着器出口側合流部のの実験結果から,WLTC質量流量を時間積分し,Fig. 9CO2回収率を算出した結果をWLTCを回収することが可能であり,特にCO290%という極めて高いExtra-Highフェーズなどエンジン負荷が高く排CO2は吸着されることなく吸着器出口に流出すMediumにおいて計算結果と実験結果を比較すると,CO2回収率が低く出ているものの,おおむの傾向(切り替え直前に計算が節で述べたものと同様であると考えられる。_COin2q_COout2COin2CO2

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