マツダ技報2025
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]l%%%),TΦとセ――マツダ技報No.41(2025)    %i-C16H3429 vol.%i-C16H3453 vol.[Cetane NumbereuFseicepSAir EntrainmentFuel Properties for CalculationDieselkg/m383054n-C16H3447vol.Gas phaseLiquid phasen-C16H34:100vol.,正味平均有効圧力(1500rpm600kPaFig. 4に示す。実機エンジン台上と温度を比較している。Table 3Density エンジン回転数Mean Effective Pressure: BMEPHVOを比較した結果を試験結果の筒内圧力履歴,熱発生率,CFD計算結果の当量比HVO 熱発生率を比較するとセタン価が高いりも着火が早くなっていることが分かる。 次に筒内の噴霧混合気分布を比較すると,温部の出現とその広がりが軽油よりも早く,前段噴霧とiso-後段噴霧との干渉が若干増えているものの,前段噴霧は燃焼室の上下空間へ配分され,空いた空間に後段噴霧が噴射されており,軽油と近い混合気形成となっている。114Fig. 3Combustion Concept of Skyactiv-D 3.3 この燃焼室を用いることで,先に噴射された噴霧混合気を燃焼室の上下空間へ配分して燃焼させることで,後から噴射された噴霧が空気を取り込んで成長する空間を確保でき,高効率でクリーンな燃焼を実現できる。 先に述べたようにHVO新燃焼コンセプトではガス成分への影響を検証する必要がある。そこで,HVOコンセプトが軽油とプトが成立することを実機エンジン台上性能試験及び数値Computational Fluid Dynamics: 流体シミュレーション(CFD)を用いて検証した。CONVERGEを用いた。各々の物性値を指定して,セタン価はタンの割合を変更して再現した。芳香族の有無などは考慮しておらず,噴霧の空間分布の把握を目的に解析した。Earlier Inj.Later Inj.Earlier Inj.Restrain interference by dividing sprayintoupper&lower zoneHVO78075n-C16H3471vol.Brake の条件で軽油とNOxSMOKE及びの分布について,軽油HVOは軽油よHVOでは高は燃料性状が軽油と異なるため,HVOを適用した際の燃焼及び排気DCPCIのいずれの燃料でも燃焼コンセCFD計算には市販コードのTable 3に示すように燃料の密度はn-セタンとFig. 4Comparison of Diesel and HVO Combustion

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