mμ2[]-3)4(((で((,)δhδの3δ)[φ]=)――3)(ftf,C43114)(マツダ技報No.41(2025) =3.0mm5(らの報告4a =1.0mmd,極性項p,水素結合項(の高応答遮熱材料を開発してきた)。エロージョンに(ジョン現象が発生するとされている(ことが文献rLDdb2,maxC6t0Rt0Rt0RC3t0RRaRt0RC0Pmax204. 実験方法導入には平均粒子径が50vol%配合することで,熱浸透率)。 一方,さまざまなお客様の使用環境や今後のエンジンの高圧縮比化を想定した場合,壁面温度の更なる上昇やそれに伴うノッキングなどの異常燃焼発生の可能性が考えられるため,よりロバストな耐久性の確保は重要である。本材料系における耐熱性の主な課題は,エンジン内の燃焼熱によるシリコーン樹脂の熱分解・再結合で生じる樹脂の収縮,すなわち体積収縮に伴う内部応力の発生である。この内部応力は引張応力のため,遮熱材料にクラックを生じさせる方向に働く。よって,内部応力(体積収縮)発生の低減,強度の向上,クラックの進展や連結を防止する指標である破壊じん性の向上が有効な手段となる。次に,ノッキングとは高周波振動を伴う異常燃焼であり,この高周波振動による衝撃圧力や熱衝撃の影響で,材料表面が機械的に損傷を受け減肉するエローは,材料の硬度の向上,破壊じん性の向上が有効であるなどで示されており,本高応答遮熱材料に対しても有効と考えた。 以上から耐久性向上の方針は,①内部応力(体積収縮)発生の低減,②硬度の向上,③強度の向上,④破壊じん性の向上に定めた。具体的な手段は,微細な無機粒子の複合化であり,材質は熱浸透率が低い二酸化ケイ素SiO2,シリカ),平均粒子径は中空粒子間の隙間に充填100nmするため,表面処理はシリコーン樹脂との濡れ性が向上するものを選定した。4.1 微細シリカ粒子の分散性100nmレベルの微細粒子の制御課題の一つが,溶媒や溶液中における分散性の確保である。本検討では,樹脂溶液(シリコーン樹脂+溶媒)への微細シリカ粒子の分散性向上は,物質の溶解性の予測に用いられるハンセンHSP溶解度パラメーター(値の活用を検討した。このた値であり,この値が近いものは溶解性が高いと予測さHSPれる(値の近さの指標:の考えは粒子の液中分散性の指標としても活用でき,粒HSP子と溶液の距離が近いほど,粒子の分散性向上が期HSP待できる。値は,測定対象物質と媒との相性を測定し,相性のよい溶媒の三次元座標プロット群(溶解球)の中心の値と定めることがHansenFig. 4できる。事例をする方法は種々あるが,本検討ではパルスた。 実際の微細シリカ粒子の分散性は,樹脂溶液に微細シ1/2max 10以下の無機中空粒子をkJ/m2/s1/2/K0.5 Hansen Solubility ParameterHSP値は分散項項を三次元座標にベクトルで表しHSPMPa距離[(値が既知の溶HSPに示す。既知溶媒との相性を測定NMRリカ粒子を添加・攪拌した後の混合溶液の透明度での定性評価,また成膜後の膜については,連続断面画像を集束イオンビーム得し三次元分散状態を画像解析で評価した。Fig. 44.2 本検討では,シリコーン樹脂に中空粒子と微細シリカ粒子を配合し,適切な溶媒を加えたものを塗料とした。成膜はスプレー塗装で実施し,その後オーブンで焼成硬化した。なお中空粒子,微細シリカ粒子の配合率は,焼成硬化後の膜全体に占める体積割合で示し,中空粒子の配合率は以下の方法で行った。1)膜構造 成膜後の膜をエポキシ樹脂包理した後に,切断・研磨し,膜の断面を2)体積収縮率 成膜後と大気中から,加熱後の膜体積収縮率を算出した。3)硬度JIS K 5600-5-4 価した。4)強度,破壊じん性 膜単体の試験片に鋼球を押し付け,荷重と変位の関係から機械的特性を測定するスモールパンチ(評価した。DLD1.2mm])。こ強度σに適用している式(を用い128走査電子顕微鏡(Sample of Hansen Solubility Sphere微細シリカ粒子を複合した高応答遮熱材料の特性50vol%で固定した。また,材料特性の評価はSEMで観察した。773K6h加熱後の膜体積の測定結果に準じたひっかき硬度(鉛筆法)で評試験の概要図をSPFig. 5,下型コーナー半径であり,試験片はMPaBörgerは,3),式()から算出した。)を用いて取FIB-SEMSP)試験でに示す。下型孔径,鋼球径0.1mmの円形である。で脆性材料の評価RaRCC21C5
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