マツダ技報2025
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に80deg. )。本研究では(られているTHCの55てD10301濃:,AB,,a(Ab低低ががACはCでのがCのと排2AB,CBC11る1A(bとC1a(――マツダ技報No.41(2025)     Fig. 9の全区間でC90deg. LIVOまで遅角すると,黒破線で示しTHC排出挙動となることが分かる。次THC)に示した重量の積算結果より90deg. LIVO%でおおむね温間レベルまで低減していることがTHC低減の内訳は,区間40%低減,区間の壁面付着由来のLIVOでは負圧場に吸気バルブをTHC低減を実現したものと考える。一Base30deg. LIVOTHC30deg. LIVOの強流動の効果が小さい上に,に示すようにガス温度が低下し,そのFig. 4ConditionsでのFig. 10サイクルTHCTHC重量分析結果を)の質量流量の時間変化よりStep2:排気バルブを通過するガ次元シミュレーションより求THCの密度を乗じJISの密度はの質量流量の時間変化のグラフEVO)直後,及び排気バルブつのピークをもつことが分かる。A前のピークを区間EVCでは主に排気バルブ近傍で消炎ではバルクガス中の消THCが排出される。最サイクル当たりに排出されサイクルTHCFig. 9重量分析結果をTHCから区間bまでの)は各区間の積算値を示して90deg. LIVOの積算値のTHC比較と改善率を示している。Cを大きくすると区間ていることが分かる。特に区間著であり,規格0.577kg/た温間と同様なFig. 9(に,減効果の定量化を行った。減率48分かる。THC%とともに大きく改善していることが分かった。これ5章に示したとおり開くことで強流動が生成されることが分かっており,この強流動の効果が燃料の蒸発促進と壁面付着低減のいずれにも作用しており,ガス温度上昇効果との相乗効果により全区間で高い方,区間している。これは,LIVOさくることでオーバーラップが無くなり,内部ることで,結果,壁面付着の増加により区間と考える。THCTHC重量Fig. 9Results of One Cycle THC Mass Analysis for LIVO に示質量流量sNVO示す。137での排ガスの遅れ時間を補正し,バルブ通過時の度の時間変化を求める。Step1ス流量をと同様にめる。THCStep3THC濃度とガス流量とTHCの質量流量を求める。で定められている標準状態での密度(20m31atm℃,)を元に,排ガスの温度と圧力を考慮して求める。Fig. 8Method to Calculate THC Mass Flow RateStep3で得られるTHCより,排気バルブ開時期(EVC)直前に閉時期(EVO後のピークを区間し,その間を区間とする。それぞれの区間での出メカニズムは,区間したが排出され,次に区間THC炎や部分酸化等の燃焼に由来する後に区間では主にピストンによってシリンダーライナーに付着した燃料が掻き上げられて排出されると考え1重量を区間ごとに積算する分析を行った。LIVOでのaサイクルFig. 9す。)は区間の時間変化を示し,Fig. 9(Fig. 9(Baseいる。)中の表は)よりIVCの遅角量THCが低減しと区間での低減が顕THCTHCで見るとの壁面クエンチ由来THCに対して増加では生成する負圧が小IVOを遅角すが減少すEGRTHCが増加したFig. 10

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