2(U振4――マツダ技報No.41(2025) 3hy3hxsxFig. 9Verification Results for Radius DisplacementVerification Results for Tilting AngleCBW振動を予測するためにはシリモデルを動的縮退した縮退FEM2000回転低負荷におFig. 8に,同に示す。TDC位置CBWに示す。求めて予測精度の検証に用いた。ける条件で検証した並進方向の変位結果を様に回転方向の変位結果を 結果より,予測精度はおおむね良好であることが確認できた。Fig. 7Anti-thrust side Fig. 6Thrust side Fig. 8Anti-thrust side Thrust side Fig. 93.3 シリンダーブロック伝達特性 先に述べたように,ンダーブロックとシリンダーライナー間の伝達特性が重要となる。 ここではエンジンを用いたハンマリング試験によるイナータンス特性計測と,モデルの検証を実施した。加振点はピストンがにいるときのスカート高さ位置とし,応答点はFig. 10動の計測位置と同じ位置とした。結果を結果から両者は右上がりの特性を示し,おおむね傾向はとらえられていることを確認できた。1430 0 Thermal Stress Analysis Piston Dynamics の修正レイノルズ方程式によるオイル供給有無によるオイPyhTt12Skirt surface Surface TextureThermal Conduction Analysis Cylinder Liner Piston Engine Condensation Fig. 5Analysis Flow of Piston Dynamics)摺動部の潤滑モデル ピストン,コンロッドの各摺動部には,例えばに示すシリンダーライナー表面のクロスハッチや,ピストンスカート部の条痕などの表面性状による流れの影響を考慮するために,Patir-Chengを用いた。また,O/Jル量の違いの影響は,スカート上下境界部における油膜量を適切な値に設定することで考慮した。PxhTx6Liner surface Fig. 63.2 ピストン挙動予測精度検証3.1で述べたピストン挙動予測モデルの妥当性を検証Fig. するために,実働時のピストン挙動計測を実施した。7に実働時のピストン挙動計測装置の概略と計算モデルを示す。挙動計測はピストンスカート部のスラスト側と反スラスト側の上下にギャップセンサーを埋め込みリンク装置を用いて計測した。計算モデルには既存の部品に加えて,リンク装置の治具も含めてモデル化した。計測した点の変位よりピストンの回転と並進方向の変位をExperimental apparatus Fig. 7 Experimental Apparatus & Simulation Model Experimental Apparatus & Simulation ModelGap sensor Simulation model xys
元のページ ../index.html#152