FCFCtuptuOc/Sμ(tupmc/Sμ(acirtceEssecorpocacirtceEytivitcudnocnIllll)千12化μ&μにμ約千2――マツダ技報No.41(2025) m3m34.4 まずであれにもなところ,いること基準とDesired Flow of the Flushing ProcessBacteria in the Washing WaterR=0.876Third order flushing tankFig. 11に示すが,時間によって電気の時でも生産品質に影響がないことを確認でS/cm100100S/cmを基準として補給量を制御する対策Secondary flushing Primary/年の削減につながった。また,電気伝導度④ ⑤ ⑥ ⑦ Flushing Secondary Third order Pure water rinsing Industrial Water Flushingtank drainage Industrial Water Direction of flow of automobile Flushing Secondary Primary drainage Third order Industrial Water drainage Industrial Water① ② ③ Drainage ※The thickness of the line represents the volume. Direction of flow of automobile Coating Conversion Primary Fig. 9 Desired Flow of the Flushing Process この目指す姿に対して,①補給量の基準がなく車種によらず常に一定で補給されていた,②一番後段のリンス工程では,水が滞留しやすく,菌が繁殖(Fig. 10)することがあり,品質不良の懸念からカスケード利用を実現できずにいた,という2つの問題があった。これを解決するための課題として,①全車種に対して有効な補給量基準の策定,②安定的な菌の除去方法の策定を設定し,対策を検討した。 Fig. 9Fig. 10Fig. 10 Bacteria in the Washing Water 4.3 課題①の対策:電気伝導度を用いた補給量最適 日々の生産状況や水洗槽の状態により,同車種でも洗浄に必要な水量が毎回バラつくことが考えられたため,直接水量基準を定めるのではなく,水質基準を設定し,その基準を満たすように補給量をコントロールする方法を採用した。過去,水洗工程で品質影響が出た際には,循環水が濃縮していることが多かったため,水洗槽の濃縮度合いと水の汚れ度合いを示す電気伝導度の関係を確認したところ,正の相関(できた。そのため,電気伝導度を基準に採用した。また,一番後段の水洗槽(度を測定した結果を伝導度の数値にバラつきがあることを確認できた。これは,常に一定量を補給しているため,水洗槽内の水質にバラつきがあることを示している。電気伝導度が最大の100S/cmFig. 9きたため,電気伝導度がが過剰であるといえる。そこで,水槽に電気伝導度計を設置し,を実施した。他の水洗槽(tank)でも同様に電気伝導度の基準を定め,補給量制御を実施した。これにより,必要最小量の補給を実現し,100)するを基準としたことで,水洗槽内の水質レベルが常に一定Fig. となり,クルマの生産品質の安定化にもつながった(12)。194Painting process:①Hot Rinsing, ②Flushing,③Surface treatment, ④Coating Conversion, ⑤Flushing, ⑥Pure water rinsing, ⑦Electrodeposition coating, ⑧FlushingFig. 7The Flow of the Undercoating Process 本論文では,下塗り工程の中で水使用量が最も多い水Fig. 7洗工程(の⑤)において約実現した取り組みを紹介する。水洗工程の水の流れを8に示す。水洗槽と水槽がセットであり,シャワーから出た水はボディーに当たり水槽に落ちる。その水が循環ポンプで再びシャワーに送られる。この循環過程で水は汚れるため,補給水により濃縮を防いでいる。また,水洗工程は直列で複数あるため,後段ほどボディーの洗浄が進み,水の汚染度が低い(環水の方がきれい)という特徴がある。Fig. 8Details of the Flushing Process4.2 水洗工程の目指す姿と課題 水洗工程の目指す姿は,どのボディーに対しても必要最小量の補給水で洗浄を実現することである。示すように,各水洗槽での補給量を最小に抑えた上で,後段の水洗槽で使い切った水を前段にカスケード利用することで,水洗工程全体での水使用量を適正化することを目指している。 この目指す姿に対して,①補給量の基準がなく車種によらず常に一定で補給されていた,②一番後段のリンス工程では,水が滞留しやすく,菌が繁殖(ことがあり,品質不良の懸念からカスケード利用を実現できずにいた,というするための課題として,①全車種に対して有効な補給量基準の策定,②安定的な菌の除去方法の策定を設定し,対策を検討した。Minimization of supply ⑧ Coating outputConversion Minimization of supply Pure water Cascading rinsing Utilization Cascading Utilization 150/年の削減をFig. 次水洗より次水洗の循Fig. 10つの問題があった。これを解決)があることを確認)の電気伝導以下の時は,補給量-4- process
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