2()23~16(に71(())(12#――マツダ技報No.41(2025) Corner seal groove Side seal groove Adjustment machining area Oil seal grooves Adjustment seat In core box Cross section of rotor Fig. 7に示すように,外郭面を形成Mold)の中に,中空部や燃焼室の凹み形状をCore#1)を勘合し組み立てる。主型3個分を設け,それらを)を貫通させることで個取りできる構造としている。Fig. 8Adjustment Machining Area Adjustment Seat in the Core Boxで成型される部分になるため,重量規格を満APMC型で製造している。このプロセAMの特徴を生か化できると考えた。以下,社外製持続的にお客様に新品同等のローターをお届けできると考え,まずは効果を事前確認した。Fig. 6Rotor Built into a Rotary Engine)アルミシリンダーヘッドへの適用の考え方 マツダではシリンダーヘッド製造は独自の工法であるAdvanced Precision Mazda Casting process (造しているが,複雑な形状を全て砂型で形成するため多くの砂型(以後「中子」)を組み合わせている。常温鋳型0.9分サイクルで鋳造できる非常に生産性が高いプロセスだが,一方で多くの砂型が必要になり,代表的なも12のでは,個の中子を3Dスでは型のデータがあるので復元の際にはローターのような再現性の問題はないが,車種の多さに比例して型数が型以上となり,将来サービスパーツへ移行し300ていくと型数の多さが大きな稼働ロスを発生させるリスクがある。いかに型数を減らすかが課題である。 以上ローターと,更に形状が複雑なシリンダーヘッド2部品を従来の金型構造を生かしつつAMして砂で設計ができれば,マツダ社内の鋳鉄,アルミ用砂型は全て砂AMAM作した鋳型を使った,鋳鉄ローターでの味効き評価結果を紹介する。4.2 ローターの製造)鋳型構造Fig. 7Sand Mold and Casting System ローターの鋳型はする主型(形成する中子(1段あたり素材Sprue runner道(素材を2)ローター製造の課題 まず先述のアンバランスの調整内容について詳細に説明する。新車時は個々の重量を規格管理し,エンジン組み立て後各ローターでバランス調整しエンジンとして完成させている。アンバランスへの対応として,機械加工工程では,加工後にインターナルギアを組み付け,軸中心に回転させて重心の位置と質量を計測し,ギア・反ギア面両方のアンバランス量と角度を全数算出している。規格を満足しない場合は,で鋳囲を加工で除去し,重心の偏りを打ち消すことでアンバランスを調整する。調整量は除去する質量とその偏重心距離の乗算で表されるが,加工範囲がシール溝で規制されるため偏重心距離は一意に定まる。そこで除去する質量をコントロールするが,密度と加工範囲が決まっているため,加工深さで調節する。その後再計測し,規格内であることを確認して次の工程へ搬送する。この時調整加工でバランス規格を満足できない不良品は再溶解する。その情報を素材工程にフィードバックし,金型摩耗等のFig. 9経時変化によりアンバランス量や角度が変わると,に示すバランス調整座を都度,補正して調整範囲内に収める。Fig. 8Fig. 9 回転バランスに大きく影響するのは素材面の残る&#足するためには両者の位置ズレの低減が重要で,この調整作業を廃止することが本生産の最大の課題である。34段に重ねて湯式の鋳型からに示す各頂点の調整範8C-Type13B-TypeCore
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