人50km/h Expected Value of Driving Range Improvement Rate in Each Region日間/年以上),かつ効果が高い気13,3倍520%5――マツダ技報No.41(2025) EVモード)のウインドシールドの車内側条件で電力使用量を測定Auto5. モード(効果試算結果の②温湿度セン1005. %内気循環(フィルムが試験中に曇らない条件)定常EV40℃,分後の状態をFig. 7 また,防曇窓の効果が高い条件を検討するために,頻度が%以上(最低象条件を抽出し,ピックアップした寒冷地域での航続距離向上率を試算した。結果,どの地域でも約を確認できた。6. 開発した防曇窓の航続距離向上効果を実証するため,PHEV実車(に,アクリル 樹脂を基材とした開発した防曇材料のフィルムを貼り付け,下記の%でし,航続距離向上率を導出した。 ①空調1.5シングによる内外気制御に相当) ②フィルムが曇り始めるまで100%外気導入の手動切り替え(曇窓搭載に相当) ③75 その他の実験条件を下記に示す。CX-60 PHEV ・車両: ・乗車人数: ・車速: ・走行時間: ・外気温湿度設定: ・防曇材料の飽和吸水量: ②の条件での走行開始防曇材料フィルムを施工した部分が防曇性を示すことを確認できた。72Fig.6Simulation Results of Driving Range 空調に必要なエネルギーは,気象条件(温度,湿度等)に大きく依存する。そのため,車両を使用する地域によって,防曇窓の効果の実感が大きく異なる可能性がある。そこで,世界各地域における温度湿度の気象データを収集し,各条件の出現頻度を防曇窓搭載による航続距離向上率に重みづけした(発生頻度も重みづけした。なお,防曇窓搭載による航続距離向上率は,②温湿度センシングの航続距離を基準として,そこから,③防曇窓搭載時の航続距離の向上量の割合を計算した。 寒冷地域の代表としていくつかの都市をピックアップし,航続距離向上率を試算した結果を続距離向上率の年間平均での期待値は,オスロ:4.2あるのに対し,北京:(気象条件とその頻度の違い)によって実効果が約変わることを机上で予測できた。これまで,寒冷地域ほど効果が高いと定性的に予測していたが,定量的な議論はできていなかった。今回,各地域の気象条件ごとに向上効果を試算できるようになったことで,各地域における防曇窓技術導入のコスト対効果を定量的に議論できるようになった。Table 2Weighting of Driving Range under Each 12%の向上%内気循環⇔分間効果試算結果の③防分走行モード,約60RH0.23mg/cm2Fig. 8に示す。実車での効果検証結果)。更に,乗車人数のTable 2Fig. 7に示す。航6.1%であった。これにより,地域Condition
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