5. おわりにFig. 12Motor Operating Point from NV Requirements 本稿では,モーターノイズの予測手法として,電流・MBD磁気の連成解析を用いたルを活用して,インバーター電流の高調波成分を精度よく予測できたことで,モーターノイズ予測の肝であった電磁力の予測精度を大幅に向上させた。また,精度検証参考文献2024技術を紹介した。本モデでは,特にエアギャップ部に発生する磁束の直接計測を始め,電流・振動との同時計測が可能な実験検証を通じ,現象把握・カラクリ解明が進み,高精度のモーターノイズの予測技術を構築できた。 今後,制御を含めたクルマ全体での機能配分として,本モデルを活用していき,静粛性が高く,音楽や会話が楽しめる上質な室内空間を造ることで,マツダ車の魅力を高めていきたい。 MAZDA)1(真堤――マツダ技報No.41(2025) ■著 者■安達田辺84統合報告書より亮一川口裕樹楠見隆行山田眞平洵也
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