(1)前島ほか:多種変量車体組立ライン,マツダ技報,(2)五島ほか:フレキシブル車体組立ラインの進化,マ―68― 有泉 雄一 No.11(1993)ツダ技報,No.23, pp.177-181(2005) 8.まとめ常に変化し続ける。また,全拠点への展開はこれまでもそうであったように,立ち上げタイミングや拠点による部品の搬入単位の違い(社内Assyの範囲の違い)など,拠点特有の条件により他ラインとは異なる対応を取らざるを得ない事態も考えられる。FMLの効果を維持するためには,そのような大きな変化に対しても同体質性を維持・管理していく仕組みを作ることである。 今回の取り組みにより高効率でフレキシブルな車体組み立てラインを具現化することができた。しかし,この生産体制が真価を発揮するのは各生産拠点にFMLが展開された時である。グローバル展開する中で更なる改良と技術開発に取り組み,より容易かつスピーディーに変化に対応できるラインに進化させていく。■著 者■小池 慎二郎 倉橋 聖矢参考文献
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