クルマづくりの歴史

マツダの名車たち Great Cars of MAZDA

コスモ編:(初代AP~3代目)

初代コスモAP
高級スペシャリティーカーの登場

  ロータリーエンジン車第1号のコスモスポーツの名を受け継ぎ、誕生したのが高級スペシャリティーカー、コスモAP。アメリカ市場を強く意識した斬新なスタイルで、センターウインドウを持つ2ドア・ピラード・ハードトップ、縦ラインのラジエーターグリルなど、鮮やかな赤のイメージカラーと共に、発売当初から大きな脚光を浴びた。CMには大人の雰囲気を持つ宇佐美恵子氏を起用。

 登場は第1次オイルショック直後の1975年。時代の要請に応え、高い動力性能と低燃費を両立。また他社に先駆け、見事に51年排ガス規制をクリアさせたことなどからAP(アン チ・ポリューション=公害対策)を冠した。


初代コスモAP

 高級車であったにもかかわらず、発売して半年弱で累計販売台数が2万台を超えた。
そして、デビューわずか3ヶ月後の1976年始めに、コスモAPは、モーターファン誌の「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。極めて短い期間でその優秀性が認められた。1977年には、ランドウトップというレザー張りの屋根を採用したコスモLを追加し、高級感をさらにアピールした。


2代目コスモ 空力デザインの追及


2代目コスモ

 1981年に登場した2代目では、スポーティーな2ドアハードトップ、アダルトな雰囲気を持たせた4ドアハードトップを追加。
空力デザインを追求するため、4灯式のリトラクタブル・ヘッドライト、低いボンネットと薄いラジエーターグリルを採用した。
2ドアハードトップの空気抵力係数はCD=0.32と、世界トップクラスの空力性能を誇った。


世界初の技術を搭載


3ローターエンジン

 


3代目コスモ

 1990年には、3代目となるユーノスコスモが登場。量産車としては世界初の3ローターエンジン+シーケンシャル・ツインターボチャージャー*を搭載した。280psの最高出力、41.0kg-mの最大トルクは国産エンジンとしては最強だった。世界初のGPS機能をもつ移動体通信システムも採用し、時代の先端をゆくモデルとなった。


* 低回転域向けと高回転域向けの2つのターボチャージャーを組み合わせて過給するもの