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メディア対抗ロードスター4時間耐久レース
第20回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース
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マツダ協賛で開催された第20回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース、ロードスターのデビューと時を同じくして2009年に成人式を迎えました。1回目から参加されているドライバーから今年初めてのドライバー、老若男女、国籍も様々。夕方4時に旧ルマン方式でレースはスタート、夜8時のゴールを目指し、21台が4時間の長丁場に臨みます。使用燃料は90リットルが上限、むやみに飛ばし続けると4時間のゴールを前にしてガス欠になるという絶妙なガソリン量となっています。ドライバーは3名~5名で、プロレーサーなどの助っ人は各チーム1人まで可能ですが、それら制約等により、レースの運営戦略が勝利を大きく左右するのです。


毎年熱い駆け引きが繰りひろげられる予選のポールポジションはルマン24時間レースのウィナー、荒聖治選手擁する「ベストモータリング」。後を「ハイパーネッツ」、「ENGINE」が続きます。
4時に恒例の儀式とともにレースはスタート。ドライバーが走って車両に乗り込み順次コースインしていく旧ルマン方式スタートです。乗り込んでからシートベルトの装着に手こずり、一気にポジションが下がるチームもあり、ギャラリーも固唾をのんで見守ります。

序盤は予選トップグループが順当に周回を重ねますが、中盤からピットストップやアクシデントにより順位が入れ替わる面白い展開に。給油やドライバーチェンジのタイミングにチーム戦略が見え隠れします。

レース終盤、優勝候補と目されていた「ホリデーオート」と「ENGINE」の一騎打ちとなり、熱いバトルがしばらく続きます。しかし、「ホリデーオート」にラスト2週で痛恨のミスが…。メディア4耐名物、『ガス欠』…。チェッカーフラッグを受けないと完走扱いとならないため、ここで無念のペースダウンへ。3年前、2年前に続いてのガス欠の洗礼となり、目の前のチェッカーが遠ざかります。

2009年はポールポジション、しかし今回の「ホリデーオート」同様、終盤ガス欠で優勝争いから6位に沈んだ「ENGINE」チームが雪辱を晴らし、悲願のチェッカーフラッグ!2位にはポールポジションの「ベストモータリング」、3位には「REVSPEED」が。4位には今回初参加の「パーティレース参加者有志」チームがわずか1秒差で続き、ロードスタースペシャリストとしてレベルの高さを見せつけました。

第1回のメディア対抗から何回か参加させて頂いているのですが、20年も続けることって凄いと思うんですよね。ロードスターというクルマを通して続いたということが全てだと思います。純粋に関係者におめでとう、そしてありがとうって言いたいですね。ロードスターってコアユーザーが多いクルマですが、でもこういったイベントを通して広げていく意味があると思うんです。20年、3世代の間、こうして受け止められ続けているわけですからね。

3世代目になってパワーも上がりましたけど1世代目のクルマがつまらないわけではない。むしろ面白かったりして…。小さく作って堂々と乗れるクルマって本当に少ないじゃないですか。環境にもやさしいコンパクトなクルマそしてFR…。そういう「原点」に戻っていい時期だと思うんですよね。最近の海外のクルマを見てみると欧米の人たちはもう気付き始めているような気がします。

伏木悦郎選手

20周年、おめでとうございます。ロードスターって運転するプロセスが楽しいクルマ。クルマを操る感覚、そういう原点回帰のようなものがクルマに込められていますよね。私にとって「いつも気になるクルマ」なんですよ。MTで、ライトウェイトスポーツで、手軽で…。ハンドルを握るたびに新鮮な感覚をいつも感じます。いつも乗っていたいような感覚を。

メディア4耐ですが、燃費を考えながら競い合う戦略性の高いレースです。今回はうちのチームに参謀をヘッドハンティングしてきたので、ずばり優勝を狙っています!イコールコンディションのクルマを揃えるって大変なんですが、長きにわたってレースをするチャンスを与えてくれたマツダには感謝しています。このレースをキッカケにクルマの楽しさを知ったジャーナリストも多いんですよ。

日下部保雄選手

2005年から5回目の参戦となります。女性ジャーナリストチームで皆で和気あいあいと年1度の運動会感覚で楽しんでいます。エコ指向の今の時代、クルマの走る楽しさって何だろう…って振り返る時期に来ていると思うんです。燃費、ドライビングスキルがマッチしないと走れないこのレースって勉強になるし、その意義って大きいと思います。私にとってロードスターというクルマは…色々な表現がありますが、一言でニュートラル。そして「最も手軽に楽しめるスポーツカー」でしょうか。そんな走る楽しさを自分も伝えていきたいと思っています。(藤島選手)

20周年おめでとうございます。気軽で安全、安心して楽しく乗れるクルマ、ロードスターだからこそ、またそのクルマをマツダが作り続けているからこそ、このイベントができるのだろうなって思います。このレースはメディアにも人気が高くて女性ジャーナリストに全然シートが回ってこなかったのですが、5年前からの参加で女性ジャーナリストの絆もさらに深まって関係者の皆さんに心から感謝しています。ロードスターって私にとって「笑顔を生むクルマ、みんなを笑顔にするクルマ」です。ずっとこのクルマを作り続けて欲しいですね。(竹岡選手)

女性ジャーナリスト連盟