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626セダン
北米市場専用に開発された626セダンは米国のマツダ・フォード合弁生産会社であるオートアライアンス・インターナショナル社の稼働率向上に大きく貢献しています。
北米

当年度の米国経済は、堅調な個人消費と民間設備投資を背景に内需が拡大し、引き続き拡大基調で推移しました。このような環境下、米国内の当期総販売台数は1,600万台を突破しました。

 マツダの北米における小売販売台数は二年連続で前年度を上回り、前年度比2.9%増の234,815台となりました。この背景には97年秋に導入しました新型626及びBシリーズピックアップ、98年の3月に導入した新型MX−5ミアータ、同年10月導入の新型プロテジェ等が販売台数の増加に大きく貢献しました。特にMX−5ミアータは、前年度比37%の伸びを記録し、10周年記念限定車も発売され好評を博しています。

ピックアップ
力強く、剛性感の高いBシリーズピックアップトラックは北米市場のお客様から高い評価を得ています。



 当期にはMX−5ミアータがオートモービル・マガジン誌の「1999オール・スター」ラインアップに選ばれ、読者投票によってエントリーレベル・スポーツカーのトップになりました。また、プロテジェがU.S.コンスーマー・ガイド誌では「Best buy」に、U.S.コンスーマー・レポート誌ではベスト小型セダンに選ばれました。また、同車は全新型車を対象にしたIQSの向上において第2位を獲得しました。プロテジェは、新型車の販売が市場全体で6%落ち込んだのに対して、7%の販売増加を達成することができました。  また、最近の「Maritz early buyer」調査では、マツダがさまざまな施策を展開した結果、Owner Loyaltyが18%から33%に向上したことが明らかになっています。

 カナダでは、総販売台数が前年度と同レベルの140万台となり、来年度の見通しも1.3%程度の増加にとどまっています。 マツダのカナダ市場における当期販売台数は30,165台となり、前年度比5%の増加となりました。プロテジェの販売台数は、期後半に新型が導入された影響もあり、通年で18%の増加となりました。1998年3月に導入されたMX−5ミアータは前年度比37%増を達成しました。

MXー5ミアーダ
MX-5ミアータは1989年にデビューして以来、幅広いお客様からのご支持を得てきました。当年度始めには、累積生産台数が50万台を突破し、世界で最も販売された量産小型軽量スポーツカーの地位を不動にしました。
 北米の好調な環境に積極的に対応すべく、マツダノースアメリカンオペレーションズ(MNAO)は、新たなブランド戦略に則り、マツダのブランドメッセージである「Get in. Be moved.」を基軸にさまざまな施策を展開する予定です。また、MPVの導入ならびにその他車種のマイナーチェンジによるラインアップの拡充により、顧客ニーズに的確に対応すべく努力していきます。来期には1998年秋に導入したプロテジェが通期で売上に貢献することもプラスの要素となります。北米では、ディ−ラー一件当たりの売上ならびに北米全体の利益率を拡大することを中心に販売網の強化に努めていきます。
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