地域別レビューT
 
日本 北米 欧州 その他

ファミリア「スポルト20」
ファミリアラインアップの最高峰に位置する新型ファミリア「スポルト20」はラインアップを一層特徴づけると同時に、マツダのブランド資質の発信に大きく貢献しています。
日本

当年度の国内総需要は、長引く不況下で個人消費が落ち込み、前年度比6.5%減の5,867,000台となりました。しかしながら、軽自動車の基準変更に伴い、同クラスの車両販売は好調に推移しました。

 マツダでは小売販売台数が前期比2.2%減の314,486台とわずかに落ち込んだものの、新型車種の積極的な投入ならびに数々の販売促進策を展開した結果、国内市場における市場シェアは前年度比0.3パーセント・ポイント増の5.4%となりました。車種別には、前年度ならびに当年度に導入した新型ファミリア、新型カペラワゴン、新型ロードスターなどの各モデルが好調であったこと、デミオが発売以来4年間連続販売台数を伸ばしたこと、キャロルが軽自動車の好調に支えられ販売台数が前年度を上回ったこと、が上げられます。

RXー7
「運転する楽しさ」を真に提供してくれる車として広くお客様に定着したRX-7は、1999年1月にモデルチェンジされ、パワー溢れる個性的な外観に軽量・小型・高出力のロータリーエンジンを搭載し生まれ変わりました。



 マツダは当年度終了後、プレマシー、MPV、ボンゴ、ファミリア「スポルト20」などの新型モデルを投入し、国内市場で好評を得ています。特にMPVは、発売月に月間販売予定台数を3倍上回る受注となり、好調なスタートを切りました。

 マツダはこれらの斬新かつ魅力のある新商品の導入を期に、新たなブランド戦略に則った国内マーケティング・販売施策を展開していく計画です。プレマシー及びMPVの導入とそれに伴う広告宣伝や種々のプロモーション活動により、国内市場におけるマツダのブランドイメージが大きく変わりつつあり、ショールーム等への来店顧客数ならびにインターネットへのアクセス数が現在急増しつつあります。新型車種が好調であることに加え、新たに導入した軽自動車や新型ファミリアが通年で販売に貢献すること、デミオの販売が引き続き好調に推移していることから、来年度は販売台数を大幅に伸ばすものと期待されています。

ボンゴ
新型ボンゴは、エンジンを前席下に搭載するキャブ・オーバー・ボディーを採用し、クラス最高の荷物スペースと高い操縦性を実現しました。
 国内市場におけるマツダの最重要課題は、ディーラー網を再構築し、販売会社の収益力を回復することにあります。この目標に向かい、当年度にはさまざまな施策を展開しました。まず、「販社エリア戦略」によるディーラー網の効率化を図るとともに、数々の販売促進プログラムを展開し、売上の拡大に努めました。これと同時に、マツダは商用車の拡販、インターネットを通じての販売、ディーラーへの各種拡販ツールの提供などにも注力しています。

 当社は顧客満足度ナンバーワンを目指し、販売会社と連携し、さまざまなCSプログラムを展開しており、軽自動車を含む年間販売台数500,000台、もしくは7%の国内市場シェアを達成することを中期目標に据えています。
日本  北米  欧州  その他