マツダ車に興味を持たれるのは、根っからのクルマ好き、という方が多いんです。ですからクルマのメカニズムにも詳しいし、お話をうかがっていてその方のクルマに対する愛着を感じることがよくあります。そういった人々に評価されるクルマを提供し続けているマツダは、ホントにすごいな、と感じます。クルマのベースをすべてゼロからつくり直したSKYACTIV技術にしても、i-stopやi-ELOOPなどの電気デバイスにしても、マツダは独自で開発してきました。“走る歓び”の実現を徹底的に追求しているからこそ、こだわりを持った方々に愛されるのだと思います。そういった価値観を持つお客様や同僚と日々話をするのは、とても楽しいですね。お客様の期待にしっかりと応え、信頼関係を築いていかなきゃいけない…と感じます。
先日お会いしたお客様は20年以上、他社製の4WDディーゼルに乗ってらっしゃった方でした。それが「CX-5ってどんな感じ?」と訪ねて来られたんです。しかし、その時店舗にはCX-5ディーゼルの試乗車がありませんでした。お客様は残念そうに店舗を後にされたのですが、私は放っておけなくて。すぐ他店に連絡し、試乗車を取り寄せ、お客様のお宅を訪ねました。お客様は「試乗のためにわざわざ家に来てくれたの?しかも、こんなに早く!」と驚かれていました。お客様はすぐ試乗され、翌日にはご購入を決められました。今も店舗に寄られる度「CX-5にして良かった。いいクルマをありがとう」と言ってくださいます。こういうお客様との出会いがあるから、がんばろう!と意欲も湧いてくるんです。
もともと自分でカスタムするほどのクルマ好き。そんな自分から見てマツダ車はカッコ良かった。当時珍しかったアイドリングストップ機構を他社に先駆けて導入するなど、技術力も優れていた。