入社1年目の9月にお会いしたあるお客様のことは、今も忘れません。実はそのお客様がご購入を検討されていたのは、私が全く扱ったことのない車種でした。新人で、ただでさえ知識が少ないのに、自分にきちんとご案内できるだろうか…。そんな不安が商談にも出てしまったのでしょう。普段なら問題なくできる商談の段取りが、何もできなかったんです。希望車種は決まっているのだから試乗して頂くのが当然なのに、そのご案内も忘れていたり。私の動転ぶりを見かね、先輩らが商談に同席してカバーしてくれました。お客様は「検討する」と言って店舗を出られたのですが、その後、連絡なし。当然ですよね、不手際だらけの商談だったんですから。お客様が不満を感じられても、私には弁解の余地がない…と深く反省しました。
すっかりあきらめていた半年後、お客様から「もう1回商談してほしい」と連絡があったんです。私はすぐ日程をセッティング。お客様を店舗にお迎えし、今度こそと思い、丁寧に提案を行いました。おかげでご成約を頂けたんです。私はホッとしながら、お客様に「半年前、何もできなかった私に、なぜ改めて声をかけて頂いたのですか?」と尋ねてみました。するとお客様は「廣田さんが一生懸命だったから」と。「前回、購入を控えたのは、子供の受験前だったから。半年経って再検討しようとなった時、新人ながら一生懸命対応してくれたあなたに、ぜひお願いしたいと思って」。その言葉を聞いた時、たとえ経験や知識は不足していても、精一杯、誠実に対応すれば、お客様に伝わるんだと実感しました。これからも、いろんなお客様に「廣田から買いたい」と思って頂けるよう、がんばりたいと思います。
説明会で人事担当の話を聞き、接客に力を入れているという点に共感した。また面接でも、筆記試験の結果などではなく私個人の中身を重視してくれ、「人を大切にする会社」だと感じた。
アルバイトに力を入れていた。地元では有名な焼肉店で、ホールスタッフとして働いた。接客に特にこだわる店舗で、「一歩先を読んで行動する接客」のやり方を教わった。その知識を仕事にも活かしたいと思った。
学生の頃にソフトボールをやっていたこともあって、現在では社会人野球のチームに混ぜてもらい、一緒に練習や試合を行っている。ポジションはセカンド。思い切り汗を流すのは気分がいい。