クルマの点検や修理の中で、大変だと感じるのは“異音”です。異音は原因を特定するのが難しいんです。そもそもお客様がどの音を「異和感がある」と感じておられるのか、きちんとお聞きしなければわかりません。また、お客様の言う状況を再現したつもりでも、こちらで点検すると異音が出ない場合もある。本当に苦労しますよ。エンジンなのかタイヤ回りか、あるいは内装のきしみか…と見当をつけ、細かく調整を行うんです。それだけに、問題の現象が解決して「良くなったよ」という評価をお客様から頂けた、と聞いた時は、ホッとしますね。マツダ車を愛するお客様は、クルマへのコダワリが強い方が多いんです。そういう方々にも満足頂けるサービスを提供していきたいと思います。
今はクルマの点検・修理を主に行っていますが、将来はサービスアドバイザーとなって、お客様と直接やり取りしたい、と考えています。もともと人と話をするのは好きですし、クルマに対するお客様の要望やこだわりをしっかり聞いた上で、修理や整備に反映していきたいんです。もちろん、簡単に解決できないようなトラブルに直面するケースもあるでしょう。でも、望むところです。サービス部門のスタッフはエンジニアもアドバイザーも、全員がプロの技術者なんですから。プロのスキルをしっかり発揮し、お客様にご満足を提供していきたいですね。そのためにも、もっと経験を積まないといけません。先輩にいろいろ教わりながら、新たな修理や整備に積極的にチャレンジしていこうと思います。
スポーツカーが好きで、学生の頃に中古のロードスターに乗り、操作性の良さに感銘を受けた。そういう個性的スポーツカーを造るマツダに興味を持ち、マツダ車に関わりたいと思うようになった。