MAZDA

MAZDA 100TH ANNIVERSARY

レジェンドレーサー 日本の「ミスター・ル・マン」 寺田陽次郎

マツダ787B / 日本

私は16歳で免許を取得し、最初に所有したクルマが2ドア、4人乗りのマツダR360クーペでした。
私はこのクルマをとても愛していたので、毎日のように運転を楽しみました。今思い返せば、これがマツダとの初めての接点ですね。
これまでのマツダとの関わりでハイライトといえば、なんといっても1991年にル・マン24時間耐久レースで優勝した時です。私は優勝したマツダ787Bの開発に最初から関わっていたので本当に感動しました。

私は1974年に初めて競技に参加し、1981年から2008年まで頻繁にマツダのためにレースを繰り返しました。そして、日本では「ミスター・ル・マン」と呼ばれるようになりました。
1990年代初頭、マツダを含むすべてのレーシングチームが当時の最新テクノロジーの採用を開始しました。最先端のコンピュータ技術があらゆる面においてメリットをもたらすことは明らかです。しかし同時に、クルマがどれだけ進歩したとしても、人間中心であるべきだと私は思っています。結局サーキットを運転するのは、ドライバーなのですから。
(2019年取材)