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ロータリーエンジン車第1号のコスモスポーツの名を受け継ぎ、誕生したのが高級スペシャリティーカー、コスモAP。 アメリカ市場を強く意識した斬新なスタイルで、センターウインドウを持つ2ドア・ピラード・ハードトップ、縦ラインのラジエーターグリルなど、鮮やかな赤のイメージカラーと共に、発売当初から大きな脚光を浴びた。
1985年1月、6代目ファミリアが誕生。”世界に通用する高品質のファミリーカー”という開発理念を掲げ開発された。安定感ある台形デザインを基調としたスポーティかつ個性的なスタイルは、車体表面をフラッシュサーフェス(平滑な面)とし、世界最高レベルの空力性能を実現。また、当時では珍しくボディ剛性の高さを訴求し、「ファミリア=ボディ剛性の高いクルマ」というイメージを定着させた。
「理想のスポーツカーとは、それを思う人の心の中にある。 自由な感性を持つ大人のためのスポーツカーをつくろう」 と、ポルシェを凌駕するクルマを目指した。モノの充足だけでなく、心の豊かさを求める当時の風潮から、スタイルや 走りに加え、快適性も重視した大人のスポーツカーとなった。
1982年9月、4代目カペラが誕生した。 それまでFRだった駆動方式をFFに一新。まだFRが主流だった開発当初、経営陣はFF採用に批判的であった。 しかし、開発陣は居住性や軽量化の観点から「これからの時代はFFでなければ他社に勝てない」と、経営陣に繰り返しFFの採用を提案し続け、その執念がついにFFカペラの誕生につながった。
1980年に5代目「ファミリア1300/1500」が誕生。6月にハッチバック、9月にセダンを市場に投入した。
1971年9月、10A型ロータリーエンジンを搭載したサバンナが誕生した。ボディタイプはクーペとセダン。大草原を走る猛獣の野生美と溢れるパワーのイメージに加え、世界初の蒸気船、原子力船がともに「SAVANNA」であったことから命名された。
1970年5月に誕生した初代カペラ。ボディタイプは2ドアクーペと4ドアセダン、エンジンは新開発12A型2ローターロータリーと1600ccレシプロの2つが設定された。
本格的なファミリーカーとして1963年に登場したファミリアは、1967年に初めてのフルモデルチェンジを迎え、「オーバルシェイプ」と呼ばれる丸みを生かしたモダンなデザインに一新された。
マツダ関係者ならずとも、「ボンゴ」と聞いて直感的に箱型のクルマを思い浮かべる人は多いだろう。エンジンを床下に置くキャブオーバー型車として一世を風靡し、ワンボックスカーの代名詞ともなったボンゴは、今から42年前に誕生した。
1960年に初の乗用車「R360クーペ」を世に送り出したマツダは、1962年に「キャロル」、1964年に「ファミリアセダン」を発売し、当時のピラミッドビジョンに基づいた車種展開を着々と進めていった。
マツダが初めてバスを発売したのは1960年2月。防衛庁向けに、セミキャブオーバー型の小型四輪トラックD1500をベースにした13人乗りのバスが作られた。
世界で初めてロータリーエンジンを搭載した量産車「コスモスポーツ」が公の場にその姿を現したのは、1963年10月の東京モーターショー(当時の全日本自動車ショウ)のことである。当時の松田恒次社長がプロトタイプで会場に乗りつけたとき、その姿は人々を驚愕させた。
家族そろってドライブを、という期待がこめられた名車ファミリア。その歴史は、商用車のイメージを塗り変えるモダンなバンから始まった。
戦後の復興に大きく貢献してきた3輪トラックは、1953年にトラック総生産台数の72%を占めてピークに達したのち、その地位を小型4輪トラックに譲り始めた。当時、日本経済は高度成長期に移行しつつあり、より快適な4輪トラックの需要が急速に高まっていったのである。
大きな成功を収めた「R360クーペ」に続き、1962年2月23日、マツダは「歓びの歌」という名を持つ全く新しい軽乗用車を世に送り出した。「キャロル360」である。
1960年5月28日、マツダ初の乗用車「R360クーペ」が全国一斉に発売された。所得水準の向上やライフスタイルの変化に伴い、人々のマイカーの購買意欲がまさに高まり始めたころである。
マツダのクルマづくりの歴史は、1931年、3輪トラック「マツダ号DA型」とともに幕を開けました。「クラス最高性能と最大積載量の実現」、「エンジンをはじめ各種部品の国産化」、「一貫した量産体制の確立」を目指し、エンジンはもとより、東洋工業(現マツダ)特許による後退ギア付トランスミッションやリアディファレンシャルなどの自社製造を実現。日本の3輪トラック史におけるエポックとなりました。